ANAのオンラインチェックインをしなくても飛行機には乗れる
オンラインチェックインをしていなくても、予約と航空券があれば、空港で搭乗手続きをして搭乗券を受け取り、問題なく飛行機に乗れます。オンラインチェックインは、その空港での手続きを自宅やスマホで先に済ませておく仕組みです。
言い換えると、オンラインチェックインをしないという選択は「乗れなくなる選択」ではなく「空港で手続きをする選択」です。昔ながらに空港のカウンターで紙の搭乗券を受け取って乗る、という流れがそのまま残っていると考えれば分かりやすいです。
オンラインチェックインは、新幹線の指定席を取ってあれば改札を通って乗れるのと近い感覚です。予約があれば空港で手続きをして乗れて、オンラインチェックインはその手続きを前倒しでスマホに移しただけのものです。しなくても乗れることに変わりはありません。
空港での搭乗手続きが必要になる
オンラインチェックインをしなかった場合、その代わりに空港で搭乗手続きをします。具体的には、空港のチェックインカウンター、または設置があれば自動チェックイン機で手続きを行い、搭乗券を受け取ります。これは決して特別なことではなく、もともと飛行機に乗るときの基本的な流れです。
注意したいのは、この空港での手続きには時間がかかる場合があるという点です。とくに連休やお盆・年末年始など、人が集中する時期はカウンターに行列ができます。オンラインチェックインを済ませていれば、この行列に並ばずに保安検査場へ直行できます。これが、オンラインチェックインの最大の存在意義です。
予約があればオンラインチェックインなしでも手続きできる
搭乗手続きの大前提は、予約(航空券の購入)が完了していることです。予約さえ取れていれば、オンラインチェックインをしていなくても、空港のカウンターや自動チェックイン機でその予約を呼び出し、搭乗券を発行できます。予約番号や予約に使ったお客様番号、二次元バーコードの控えなどがあると、手続きがスムーズです。
逆に、予約そのものがない状態では、当然ながら搭乗手続きはできません。オンラインチェックインの有無は乗れる・乗れないを分けませんが、予約の有無は乗れる・乗れないを直接分けます。ここを混同しないことが大切です。予約済みであれば、オンラインチェックインは「やってもやらなくてもよい任意の手続き」という位置づけになります。
搭乗券は空港で受け取れる
オンラインチェックインをしないと、スマホに表示されるモバイル搭乗券(二次元バーコード)は手元にありません。その場合は、空港の手続きで搭乗券を受け取ります。カウンターで手続きをすれば紙の搭乗券(搭乗用バーコードが印刷されたもの)が渡され、それを保安検査場と搭乗口で使います。
ここで一点、最新の事情を押さえておく必要があります。ANAはかつて「SKiPサービス」という、事前発券なしで保安検査場に直行できる仕組みを提供していましたが、これは2023年3月31日で終了しました。あわせて国内線の自動チェックイン機も2023年4月以降に順次取り扱いを終え、さらに近年はさらに画面操作の変更や領収書発行の終了など段階的な変更が進んでいます。「昔は機械でピッと当日発券できた」という記憶のままだと、空港で戸惑うことがあります。現在の標準はオンラインチェックインで、自動機が無い空港やカウンター中心の運用も増えています。最新の取り扱いはANA公式で確認してください。
国内線でオンラインチェックインをしないとどうなる?
国内線でオンラインチェックインをしない場合、空港での搭乗手続きが必要になります。乗れなくなるわけではありませんが、当日に手続き時間が上乗せされる点と、締切がはっきり決まっている点に注意が必要です。国内線は手続きが比較的シンプルですが、その分「ギリギリに着いて手続きが間に合わなかった」という失敗が起きやすい面もあります。
空港での搭乗手続きが必要になる
国内線でオンラインチェックインをしなかったときは、当日に空港のチェックインカウンター、または設置がある空港では自動チェックイン機で搭乗手続きをして、搭乗券を受け取ります。これさえ済ませれば保安検査場へ進めます。手続き自体は難しくありませんが、混雑時はここで列に並ぶことになります。
オンラインチェックインなら、ANAアプリやANAウェブサイトから便出発の24時間前〜20分前までにモバイル搭乗券を発行でき、空港ではカウンターに立ち寄らず保安検査場へ直行できます。荷物を預けない身軽な移動であれば、この差はそのまま「並ぶ時間がゼロになる」という形で効いてきます。受付時間など最新の条件はANA公式で確認してください。
手荷物を預ける場合はカウンター手続きが発生する
ここは多くの方が誤解しがちなポイントです。オンラインチェックインを済ませていても、預ける手荷物(受託手荷物)がある場合は、結局カウンターか手荷物預け機で荷物を預ける手続きが発生します。つまり、スーツケースを預けるなら、オンラインチェックインの有無にかかわらず空港のカウンター等に立ち寄ることになります。
とはいえ無意味ではありません。オンラインチェックインを済ませていれば、荷物を預ける窓口(自動手荷物預け機や専用カウンター)に進めるため、搭乗手続きと荷物預けを一から並んでやる場合より早く済むことが多いです。逆に手ぶら(機内持ち込みのみ)の移動なら、オンラインチェックインをしておけばカウンターに一切寄らずに済みます。帰省や旅行で大きな荷物を預ける予定があるかどうかで、オンラインチェックインの効き目は変わると考えてください。
保安検査場の通過締切に間に合わないリスクがある
国内線でいちばん注意したいのが、この締切です。ANA国内線では、出発時刻の20分前までに保安検査場を通過しておく必要があり、搭乗口(搭乗ゲート)には出発時刻の10分前までに到着していなければなりません。これは全員に共通の締切で、オンラインチェックインをしているかどうかは関係ありません。
問題は、オンラインチェックインをしていないと、この20分前の締切までに「空港での搭乗手続き」と「保安検査の通過」の両方を終える必要があることです。混雑時にカウンターで10分並んでしまうと、保安検査の20分前締切に間に合わない、という事態が現実に起こります。オンラインチェックインを済ませておけば、空港に着いてからやることは保安検査の通過だけになり、締切に対する余裕が大きく変わります。なお締切時刻は変更される場合があるため、最新はANA公式で確認してください。
具体的な時間配分のイメージを持っておくと安心です。たとえば出発時刻が10時00分の便なら、保安検査場の通過締切は9時40分、搭乗口の締切は9時50分です。オンラインチェックインをしていない場合、9時40分までに搭乗手続きと保安検査を終える計算になります。手続きや保安検査が混んでいることを考えると、遅くとも出発の40分から1時間前には空港に着いておきたいところです。電車の遅れや道路渋滞も起こり得るので、時間には厚めの余裕を持たせるのが失敗しないコツです。
国際線でオンラインチェックインをしないとどうなる?
国際線でオンラインチェックインをしない場合も、空港カウンターで搭乗手続きをすれば乗れます。ただし国内線と決定的に違うのは、締切が大幅に早いことと、パスポートや渡航書類の確認など手続きの中身が重いことです。国内線の感覚で「20分前に着けば大丈夫」と考えていると、まず間に合いません。
空港カウンターでの搭乗手続きが必要になる
国際線でオンラインチェックインをしなかった場合は、空港の国際線チェックインカウンター、または設置がある空港では自動チェックイン機で搭乗手続きをします。国際線は預ける荷物があるのが一般的なので、多くの場合カウンターでの手続きになります。出発ロビーに着いてから、行き先別のカウンターを探し、列に並ぶところからのスタートです。
オンラインチェックインを済ませておくと、空港では荷物を預ける窓口に進むだけで済むため、混雑するカウンター列を回避しやすくなります。海外便は出発便が時間帯で重なりやすく、カウンターの行列が長くなりがちです。事前に手続きを終えているかどうかで、空港での落ち着き方がまったく違います。
パスポートや渡航書類の確認に時間がかかる
国際線では、搭乗手続きの際にパスポートの確認が必須です。さらに渡航先によっては、ビザ(査証)や入国に必要な書類、滞在を証明する情報などの確認が加わります。オンラインチェックインの場合は、事前にパスポート情報を登録する流れになっており、米国行きの便などでは入国に関する情報の入力も求められます。
オンラインチェックインをせずに空港でこれらをすべて行うと、一人ひとりの書類確認に時間がかかり、その分だけ列の進みも遅くなります。事前にオンラインで書類情報を登録しておけば、空港ではパスポートの提示と荷物預けが中心になり、待ち時間を短くできます。必要書類は渡航先ごとに異なるため、最新の要件はANA公式や各国の公的機関で確認してください。
家族や同行者がいる場合は、人数分だけ書類確認が積み重なります。大人数のグループが前に並んでいると、それだけで列の進みは遅くなります。事前にオンラインで全員分のパスポート情報を登録しておけば、当日の空港での確認はぐっと軽くなります。はじめての海外旅行で勝手が分からないときほど、事前にできることは済ませておき、当日の空港では最小限の手続きで進められる状態にしておくと、心の余裕がまったく違います。
手荷物預けや出国審査でさらに時間がかかる
国際線は、搭乗手続きが終わってからもやることが多く残っています。預け荷物のカウンター手続き、保安検査、そして出国審査と、いくつもの関門を順番に通過する必要があります。これらは時間帯によって大きく混雑し、それぞれで列に並ぶことになります。
オンラインチェックインをしていないと、この一連の流れの入口である搭乗手続きが遅れ、後ろの保安検査や出国審査にしわ寄せがいきます。結果として、出発ゲートに着くのがギリギリになりやすいのです。海外旅行では、空港に早めに着くこと自体が安全策ですが、オンラインチェックインを済ませておくことで、空港内で並ぶ回数を一つ減らせます。
搭乗手続きの締切に間に合わないリスクがある
国際線で最も注意すべきは締切です。ANA国際線では、空港での搭乗手続きと手荷物のお預けは出発時刻の60分前まで、搭乗ゲートへの入場は出発時刻の30分前までとされています。この60分前という締切に、空港での搭乗手続きを終えていなければなりません。国内線の20分前とは大きく違うので、ここを取り違えると致命的です。
オンラインチェックイン自体の受付は、出発の24時間前から75分前までが目安です。つまり、オンラインで先に手続きを済ませても、荷物を預ける場合は60分前までに空港の窓口に着いている必要があります。ベトナム発など一部の空港では締切がさらに早く設定されていることがあり、ANA以外の航空会社と一緒に運航するコードシェア便では対象外だったり時刻が異なったりします。海外便は予約ごとに条件が変わるため、自分の便の締切は必ずANA公式で確認してください。
海外旅行の場合、空港には出発の2〜3時間前に着くのが一般的な目安です。これは、搭乗手続き・荷物預け・保安検査・出国審査という関門を順番に通過するのに、それだけの時間が必要だからです。オンラインチェックインをしていないと、この一連の流れの入口である搭乗手続きでまず時間を使い、後ろの工程が押します。海外便で「乗り遅れた」という失敗は、国内線の感覚で締切を甘く見積もったことが原因になりがちです。国際線は60分前という早い締切を頭に入れ、余裕を持った行動を心がけてください。
オンラインチェックインの締切時刻
オンラインチェックインには「いつからいつまでできるか」という受付時間があります。早すぎても遅すぎても手続きはできません。そして国内線と国際線で、この受付時間も、空港側の締切もはっきり異なります。自分が乗る便がどちらなのかを意識して、締切を取り違えないことが大切です。
| 締切の種類 | 国内線 | 国際線 |
|---|---|---|
| オンライン受付 | 24時間前〜20分前 | 24時間前〜75分前 |
| 空港での手続き 手荷物預け含む |
(保安検査) 出発20分前まで |
出発60分前まで |
| 保安検査/ゲート | 搭乗口 出発10分前まで | ゲート 出発30分前まで |
国内線オンラインチェックインの締切
ANA国内線のオンラインチェックインは、便出発の24時間前から20分前まで受け付けています。この時間内に、ANAアプリやANAウェブサイトでモバイル搭乗券(二次元バーコード)を発行すれば、搭乗手続きは完了です。前日のうちにスマホで済ませておくと、当日朝にバタバタしません。
ここで混同しやすいのが、オンラインチェックインの受付締切(20分前)と、空港での締切(保安検査場は20分前まで、搭乗口は10分前まで)です。オンラインチェックインを20分前ギリギリに終えても、その時点から保安検査を通過しなければ意味がありません。実際には、当日は出発の1時間前ごろには空港に着いておくと安心です。具体的な締切時刻は変更されることがあるため、最新の数値はANA公式で確認してください。
国際線オンラインチェックインの締切
ANA国際線のオンラインチェックインは、便出発の24時間前から75分前までが目安です。国内線の20分前と比べて、締切がかなり早く設定されている点に注意してください。事前にパスポート情報の登録などが必要なため、出発の前日や、当日でも早めの時間に余裕を持って手続きしておくのが安心です。
あわせて押さえておきたいのが、空港側の締切です。オンラインチェックインを済ませていても、荷物を預ける場合や搭乗券を空港で受け取る場合は、出発の60分前までに空港の窓口に着いている必要があります。搭乗ゲートへの入場は出発の30分前までです。ベトナム発など締切が早い空港や、コードシェア便で条件が異なるケースもあります。国際線は便によって条件が変わるので、自分の便の締切は必ずANA公式で確認してください。
オンラインチェックインをしておくメリット
ここまでで分かるとおり、オンラインチェックインは「しなくても乗れる」ものですが、しておくと得をする場面がはっきりあります。とくに、空港での時間短縮、座席の事前確認、スマホだけで通過できる手軽さの三つは、飛行機にあまり乗らない方ほど恩恵を感じやすい部分です。
空港での手続き時間を減らせる
最大のメリットは、空港での手続き時間を減らせることです。オンラインチェックインを済ませておけば、荷物を預けない場合はカウンターに立ち寄らず、そのまま保安検査場へ向かえます。連休やお盆など混雑する時期は、カウンターの行列に並ぶ時間がそのまま節約できると考えると、その効果は小さくありません。
荷物を預ける場合でも、搭乗手続きが終わっている状態で荷物預けの窓口に進めるため、ゼロから並ぶより早く済みます。小さなお子さま連れで、できるだけ空港での待ち時間を短くしたいご家庭にとって、この時短はそのまま当日の負担軽減につながります。
座席を事前に確認・指定しやすい
オンラインチェックインの過程では、自分の座席を画面で確認でき、空いていれば座席の変更もしやすくなります。家族で並んで座りたい、通路側がよい、トイレに近い席がよいといった希望がある場合、事前に手を打てるのは大きな安心材料です。スマホの画面でゆっくり選べるため、空港の窓口で慌てて決めるより落ち着いて検討できます。
とくに混み合う便では、当日になると良い座席から埋まっていきます。早めに座席を確認・指定しておくことで、後から「家族がバラバラの席になってしまった」という事態を避けやすくなります。座席指定の可否や条件は運賃の種類によって異なる場合があるため、詳細はANA公式で確認してください。
小さなお子さま連れの場合、親と離れた席は当日かなり困ります。子どもが一人で座るのは難しく、機内で席を替わってもらえるとは限りません。長時間のフライトであれば、トイレに立ちやすい通路側を選んでおきたい、という事情もあるでしょう。こうした希望は、当日の窓口で慌てて伝えるより、自宅でスマホの座席表を見ながら落ち着いて決めるほうが、はるかにうまくいきます。
モバイル搭乗券でそのまま通れる
オンラインチェックインを済ませると、スマホにモバイル搭乗券(二次元バーコード)が表示されます。これを保安検査場と搭乗口の読み取り機にかざすだけで通過できます。紙の搭乗券を受け取る必要がなく、スマホ一台で完結するのは、荷物を増やしたくない移動で大きな利点です。
具体的な手順や事前準備については、ANAオンラインチェックインのやり方で順を追って説明しています。はじめての方は、出発前にひととおり目を通しておくと当日スムーズです。
オンラインチェックインをしないと損する場面
「乗れるなら、しなくてもいい」と思うかもしれません。それでも、しないことで明確に損をする場面があります。とくに家族での移動、混雑時、そして当日トラブルが起きたときの三つは、オンラインチェックインを済ませていたかどうかで結果が大きく変わります。
家族の座席がバラバラになることがある
オンラインチェックインをせず、座席指定も後回しにしていると、当日に良い席が残っておらず、家族がバラバラの席になってしまうことがあります。小さなお子さま連れで親子が離れて座るのは、当日かなり困る状況です。混雑する便では、出発が近づくほど隣同士の席は埋まっていきます。
早めにオンラインチェックインをして座席を確認・指定しておけば、家族で並んで座れる可能性が高まります。逆に何もせず当日を迎えると、選択肢が残っていない、という後悔につながりやすいです。帰省や家族旅行こそ、事前のひと手間が効いてきます。
混雑で出発に間に合わないことがある
お盆・年末年始・大型連休など、空港が混雑する時期は、チェックインカウンターに長い行列ができます。オンラインチェックインをしていないと、この行列に並んでから搭乗手続きをすることになり、その後に保安検査の締切(国内線は出発20分前まで)が迫ります。並んでいる間に締切が近づき、ヒヤッとする場面は珍しくありません。
最悪の場合、行列で時間を取られて締切に間に合わず、予約していた便に乗れない事態もあり得ます。オンラインチェックインを済ませておけば、混雑時でもカウンター列を飛ばして保安検査に向かえるため、出発に間に合わないリスクを大きく下げられます。混雑が読める時期ほど、事前手続きの価値は上がります。
帰省シーズンは、空港までのアクセス自体も混みます。リムジンバスが渋滞で遅れたり、駐車場が満車で停められなかったりと、空港に着くまでに想定外の時間を取られることがあります。そこへカウンターの行列が重なると、締切に対する余裕は一気に削られます。荷物を預けない移動であれば、オンラインチェックインを前日までに済ませておくだけで、当日に確保しておくべき余裕がぐっと小さくなります。乗り遅れの不安を減らしたい繁忙期こそ、先に手続きを終えておく意味があります。
当日の手続き手段が限られる
かつてのANAには、SKiPサービスや自動チェックイン機といった当日の選択肢がありましたが、SKiPは2023年3月31日で終了し、国内線の自動チェックイン機も2023年4月以降に順次取り扱いを終えています。さらに近年はさらに自動機の操作変更などが進んでおり、空港によっては自動機がなく、有人カウンター中心のところもあります。
つまり、オンラインチェックインをしないと、当日はカウンターでの手続きに頼ることになり、混雑時はそこに人が集中します。事前に手続きを済ませておかないと、選べる手段が実質的に限られ、行列を避けにくくなるのです。「機械があるから当日でも早く済む」という以前の感覚は通用しなくなっている、と考えておくと安全です。現在の取り扱いはANA公式で確認してください。
二次元バーコードが使えないときの対処法
オンラインチェックインを済ませると、スマホにモバイル搭乗券(二次元バーコード)が表示されます。便利な一方で、「電波が悪くて表示されない」「充電が切れた」「読み取り機でうまく読めない」といった不安もあります。あらかじめ備えておけば、当日に慌てずに済みます。
スクリーンショットを保存しておく
二次元バーコードは、スマホ画面のスクリーンショットを保存しておけば、それを読み取り機にかざして通過できます。ANA公式でも、ウェブブラウザでオンラインチェックインした場合の保存方法として、スクリーンショットやApple Walletへの保存が案内されています。電波が不安定な場所でも、画像として保存してあれば表示に困りません。
さらに確実にしたい場合は、印刷も保険になります。パソコンから操作した場合は画面を印刷でき、搭乗券の印刷は便出発の24時間前以降に可能になります。スマホのスクリーンショットに加えて紙の控えも用意しておけば、万一スマホが使えなくても対応できます。保存や印刷の最新の手順はANA公式で確認してください。
充電切れに備えておく
モバイル搭乗券はスマホの電源が入っていてこそ使えます。空港までの移動や待ち時間でスマホを使い続け、いざ搭乗のときに充電切れ、という失敗は避けたいところです。モバイルバッテリーを持っておく、出発前に満充電にしておく、といった基本的な備えが効いてきます。
充電切れが心配な方は、前項のとおりスクリーンショットの保存に加えて紙の搭乗券を印刷しておくと、スマホが使えなくなっても安心です。とくに国際線は空港内での待ち時間が長く、スマホの消費も大きくなりがちなので、電源の確保は意識しておいて損はありません。
読み取れないときは空港係員に確認する
画面の明るさが足りない、画面に保護フィルムやのぞき見防止フィルムが貼ってある、二次元バーコードが画面に収まりきっていない、といった理由で読み取り機がうまく反応しないことがあります。まずは画面を明るくし、バーコード全体がはっきり表示されているかを確認してください。フィルムの影響が疑われる場合の具体的な対処はケースによるため、その場で無理をしないことが大切です。
それでも読み取れないときは、無理に何度もかざし続けず、近くの空港係員に声をかけてください。係員が状況を確認し、別の方法で対応してくれます。締切が迫っている場合ほど、早めに人に頼るのが結果的に近道です。一人で粘って時間を浪費するのは避けてください。
読み取りエラーは、原因が分かれば多くが事前に防げます。画面の自動調光で暗くなっていると反応しにくいので、読み取り機にかざす直前に画面の明るさを最大にしておくと安心です。バーコードを表示したらすぐ画面ロックがかかってしまう設定も、操作の妨げになります。当日に焦らないためにも、スクリーンショットの画像を一枚保存しておき、いざというときはその画像をすぐ開けるようにしておくと、トラブル時の立て直しが速くなります。
家族や同行者の搭乗券はどうするか
家族や友人と一緒に飛行機に乗るとき、「全員分の搭乗券をどうやって用意するのか」「スマホを持っていない子どもや高齢の家族はどうするのか」と迷う方は多いです。ANAのオンラインチェックインは、代表者がまとめて手続きしたうえで、各自に配る方法が用意されています。
代表者がまとめて搭乗券を管理できる
同じ予約で複数人が一緒に旅行する場合、代表者が全員分のオンラインチェックインをまとめて行い、搭乗券を発行できます。家族旅行や帰省では、スマホ操作に慣れた一人が代表してチェックインを済ませてしまうのが、いちばん手間がかかりません。子どもの分も代表者がまとめて発行できます。
発行後は、全員分の二次元バーコードを代表者の一台で管理しておき、保安検査場や搭乗口で一人ずつ順番にかざす方法もあります。スマホを持っていないお子さまや家族がいても、代表者がまとめて通過をサポートできるため安心です。通過の際は、それぞれ本人の搭乗券をかざす点だけ意識してください。
一台で順番にかざす場合は、家族が前後に並んで進み、代表者が画面を一人分ずつ切り替えながら読み取り機にかざす形になります。お子さまが小さいうちは、保安検査場で抱っこやベビーカーの扱いに気を取られがちなので、誰の搭乗券を表示しているかを取り違えないように落ち着いて進めるのがコツです。慌てそうな場合は、後ろの人を先に通してもらい、自分たちのペースで進めると安全です。
搭乗券はメールやスクショで共有できる
同行者それぞれが自分のスマホで搭乗券を持ちたい場合は、二次元バーコードをメールで送ったり、スクリーンショットの画像を共有したりして、各自のスマホに配れます。代表者が発行した搭乗券を、メッセージアプリの画像送信などで家族に渡しておけば、各自が自分のスマホで提示できます。
この方法なら、空港で家族が別行動になっても、それぞれが自分の搭乗券を持っているので合流を待たずに進めます。送られてきた画像は、各自が自分のスマホ内にスクリーンショットや画像として保存しておくと、電波が悪い場所でも表示に困りません。共有や送信の最新の手順はANA公式で確認してください。
それぞれが自分のスマホで表示する方法もある
共有して配るほかに、同行者それぞれが自分のANAアプリやウェブサイトから、自分の搭乗券を表示する方法もあります。各自がANAアプリにログインし、自分の予約から搭乗券を呼び出せば、人数分を別々のスマホで管理できます。大人同士の旅行で、全員がスマホを使い慣れている場合は、この形がいちばんすっきりします。
どの方法を選ぶかは、同行者の構成しだいです。小さな子ども連れなら代表者一括管理、大人同士なら各自表示、というように使い分けると無理がありません。いずれの場合も、保安検査場や搭乗口では本人の搭乗券をかざすのが基本です。
よくある質問
オンラインチェックインは必須か
必須ではありません。オンラインチェックインをしなくても、空港で搭乗手続きをすれば飛行機に乗れます。これは国内線も国際線も同じです。あくまで空港での手間と時間を減らすための任意の事前手続きであり、やらなかったからといって乗れなくなるわけではありません。ただし、空港での手続きには締切があるため、その点には注意してください。
オンラインチェックインをしないと座席はどうなるか
予約時や購入時に座席が決まっていれば、その席のまま搭乗できます。座席をまだ指定していない場合は、空港の搭乗手続きの際に座席が割り当てられます。問題は、当日に良い席が残っているとは限らないことです。混雑する便では、希望の席や家族で並べる席が埋まっていることがあります。座席にこだわりがある場合は、早めに座席を確認・指定しておくのが安心です。
紙の搭乗券はもらえるか
空港のカウンターで搭乗手続きをすれば、紙の搭乗券を受け取れます。オンラインチェックインをしてモバイル搭乗券(二次元バーコード)を使う場合でも、スクリーンショットを保存したり、印刷したりして紙で持つことができます。スマホの操作に不安がある方や、充電切れが心配な方は、紙の控えを用意しておくと安心です。印刷は便出発の24時間前以降に可能です。
子ども連れでもまとめてできるか
できます。同じ予約であれば、代表者が子どもを含む全員分のオンラインチェックインをまとめて行い、搭乗券を発行できます。発行した二次元バーコードは代表者の一台で管理し、保安検査場や搭乗口で一人ずつ順番にかざす方法も取れます。スマホを持っていないお子さまがいても、代表者がまとめて通過をサポートできるので心配いりません。
国際線でしないと乗れないことはあるか
オンラインチェックインをしなくても、空港カウンターで搭乗手続きをすれば乗れます。ただし国際線は締切が早く、空港での搭乗手続きと手荷物のお預けは出発の60分前まで、搭乗ゲートへの入場は出発の30分前までです。この締切に間に合わなければ、オンラインチェックインの有無にかかわらず乗れません。さらにベトナム発など一部の空港は締切が早く、コードシェア便では条件が異なる場合があります。自分の便の締切は必ずANA公式で確認してください。
まとめ
ANAのオンラインチェックインをしなくても、空港で搭乗手続きをすれば飛行機には乗れます。国内線も国際線も同じで、乗れる・乗れないを分けるのはオンラインチェックインの有無ではなく、予約の有無と、空港の締切に間に合うかどうかです。
注意すべき締切は、国内線が保安検査場の通過は出発20分前まで・搭乗口は10分前まで、国際線が空港での搭乗手続きと手荷物預けは出発60分前まで・搭乗ゲート入場は30分前までです。オンラインチェックインの受付は、国内線が24時間前〜20分前、国際線が24時間前〜75分前が目安です。SKiPサービスの終了や自動チェックイン機の縮小で、当日カウンターに頼ると混雑時に手段が限られる点も押さえておきたいところです。
オンラインチェックインをしておけば、空港での待ち時間を減らし、座席を事前に確保し、スマホ一台でそのまま通過できます。家族の座席がバラバラになる、混雑で乗り遅れる、当日の手段が限られるといった損も避けやすくなります。帰省や旅行で飛行機に乗る予定があるなら、出発前のひと手間として済ませておくのがおすすめです。なお、締切時刻や対象路線などの条件は変更される場合があるため、最新の情報はANA公式で確認してください。
