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老犬がご飯を食べないとき栄養補給に何をあげるかを解説

この記事でお伝えする内容
  • 老犬がご飯を食べないとき栄養補給の方法
  • 老犬に特に必要な栄養
  • 老犬がご飯を食べない原因
目次

老犬がご飯を食べないとき栄養補給の方法

  • 香りが芳醇なウェットフードを与える
  • 悩み別のサプリメントで栄養を補う
  • 栄養価が高いミルクで水分を与える
  • 温めて香りを引き立てた栄養価の高いスープを与える
  • 味付けを控えた人間用の柔らかい食品を与える

栄養補給の方法 1

香りが芳醇なウェットフードを与える

香りが強く芳醇なウェットフードは、嗅覚を刺激して食欲を刺激することが期待できます。犬は人間と同様、老化によって嗅覚が鈍ることが多いため、匂いがしっかりしているフードは特に効果的です。

ウェットフードは柔らかく、弱くなった歯や顎にも負担をかけず、飲み込みやすいという利点もあります。水分も多く含んでいるため、同時に水分補給もでき脱水症状を防ぐ助けにもなります。

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栄養補給の方法 2

悩み別のサプリメントで栄養を補う

犬が食事を食べない場合、単に嗜好や食欲だけの問題ではなく、体調の変化や健康上の問題が原因であることが考えられます。このような場合、その原因に応じたサプリメントを使用することが有効です。

例えば、関節の健康に問題がある場合には、グルコサミンやコンドロイチンを含むサプリメントが効果的です。また、腸内環境の乱れが食欲不振の原因となっている場合には、プロバイオティクスを含むサプリメントが役立ちます。

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栄養補給の方法 3

栄養価が高いヤギミルクで水分を与える

ヤギミルクは甘い香りが特徴で、消化が良く栄養価が高い優れた飲料です。豊富なカルシウムやビタミン、必須脂肪酸が含まれており、骨や関節の健康をサポートします。

牛乳に比べてアレルギーを引き起こしにく、下痢にもなりません。水分と一緒にエネルギーを補給できるため、脱水症状の予防にも効果的です。ヤギミルクを与える際には、そのまま飲ませるだけでなく、少量のフードを混ぜることで、さらに食欲を引き出しやすくなります。

ヤギミルクは嗜好性が高く、食欲不振の犬にとって貴重な栄養源となります。

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栄養補給の方法 4

温めて香りを引き立てた栄養価の高いスープを与える

温かいスープは香りが立ちやすく、犬の食欲を刺激する効果があります。栄養価の高いチキンやミルクなどを使用することで、必要な栄養を補いながら、消化しやすい形でエネルギーを摂取させることができます。

スープは液体なので、飲み込みが困難な犬にも負担をかけずに与えることができ、水分補給にもなります。スープに細かく切った野菜や柔らかくしたフードを混ぜることで、さらに栄養価を高めることができます。

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栄養補給の方法 5

味付けを控えた人間用の柔らかい食品を与える

高齢の犬の消化に優しい食品として、味付けを控えた人間用の柔らかい食品を与えることも効果的です。例えば、無塩で調理した鶏肉や魚、蒸したかぼちゃやさつまいもなどが挙げられます。

これらは栄養価が高く、犬が食べやすい形状に調理しやすい食品です。自然な甘みや風味があり、嗜好性が高いため喜んで食べます。

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老犬に特に必要な栄養

  • 高品質なタンパク質
  • DHA&EPA
  • グルコサミンとコンドロイチン
  • ビタミンEとビタミンC
  • 食物繊維
  • カルシウムとビタミンD
  • ビタミンB群
  • プロバイオティクス

高品質なタンパク質

高齢犬は加齢に伴って筋肉量が減少し、体力が低下しやすくなります。そのため、筋肉を維持し、体力を保つためには高品質なタンパク質が必要です。

タンパク質は、筋肉、内臓、皮膚、毛並み、さらには免疫系の機能を支える基本的な栄養素です。若い犬に比べて消化機能が低下しているため、吸収が良く、胃腸に負担をかけにくい動物性タンパク質を選ぶことが重要です。

鶏肉、魚、卵はアミノ酸のバランスが良く理想的なタンパク質の供給源です。

食材タンパク質含有量 (g/100g)
鶏むね肉(皮なし)約23.6g
牛もも肉(赤身)約20.9g
まぐろ(赤身)約26.4g
さけ約22.3g
豚ロース肉(脂身なし)約21.9g

DHA&EPA

これらの成分は抗炎症作用が強く、関節の健康を保ち、関節炎の進行を遅らせる効果があります。特にEPAは炎症を抑え、血液の流れを改善し、心血管系の健康をサポートします。

DHAは認知機能の向上や認知症の予防にも効果が期待できます。魚油は、これらの必須脂肪酸を豊富に含むので、積極的に取り入れたい栄養です。

食材DHAとEPAの含有量 (100gあたり)
サバ2000mg~3000mg
イワシ1500mg~2500mg
マグロ(トロ)1000mg~2000mg
サンマ1500mg~2500mg
アジ1000mg~2000mg

グルコサミンとコンドロイチン

グルコサミンは軟骨を形成する主要な成分で、軟骨の弾力と潤滑を保つのに役立ちます。コンドロイチンは、軟骨の水分保持力を高め、摩擦から関節を守ります。

老犬は関節の動きが硬くなりがちですが、グルコサミンやコンドロイチンを補給することで歩行や日常の動作が楽になることがあります。

サプリメントとしての摂取が一般的ですが、食事に含まれる天然のグルコサミンやコンドロイチンが含まれた食材を選ぶことも一つの方法です。

ビタミンEとビタミンC

ビタミンEは脂溶性の抗酸化物質で、免疫系を強化し感染症や慢性疾患から体を守ります。ビタミンCは水溶性で、コラーゲンの生成を促進し、皮膚や血管の健康を保ちます。

これらのビタミンは自然の食材から摂取することも可能ですが、特に必要な場合はサプリメントで補うこともできます。

食物繊維

食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、便通をスムーズにします。その他にも腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整える効果もあります。

ただし食物繊維の過剰摂取は、逆に消化不良やガスの原因となるため、適度な量を守ることが重要です。高齢犬の場合、穀物や野菜から得られる食物繊維を食事に取り入れることで、消化器官の健康を維持することができます。

食材食物繊維の種類含有量 (g/100g)
さつまいも水溶性・不溶性約2.8g
アボカド水溶性・不溶性約6.7g
りんご水溶性約2.4g
ブロッコリー不溶性約3.3g
にんじん水溶性・不溶性約2.8g

カルシウムとビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、体内でのカルシウムの利用効率を高め骨を丈夫にします。カルシウムは歯も健康にし歯周病の予防にも効果的です。

日光浴によってビタミンDを体内に生成することができますが、冬季や室内で過ごす時間が長い場合は、食事やサプリメントでの補給が必要です。

プロバイオティクス

犬は高齢になると腸内環境が乱れやすく、免疫力の低下や消化不良につながることがあります。プロバイオティクスは腸内の善玉菌を増やし、有害な菌の増殖を抑制し腸内環境を整えます

腸内環境が整うと消化吸収が改善され、免疫機能が強化されます。プロバイオティクスは、ヨーグルトなどの発酵食品やサプリメントから摂取することができます。

老犬がご飯を食べない原因

  • 歯周病や歯の痛み
  • 消化器官の機能低下
  • 慢性的な腎臓病、肝臓病
  • 嗅覚や味覚の低下
  • 精神的ストレスや認知症

歯周病や歯の痛み

犬は加齢に伴い、歯や歯茎の健康が悪化しやすくなります。歯周病は、歯茎の炎症や感染症を引き起こし、歯茎が腫れて痛みを伴います。食べ物を噛むこと自体が痛みを伴うため、特に硬いドライフードなどを食べることが難しくなります。

痛みのために食事を避けるようになり、結果的に食欲が低下します。場合によっては、食事を完全に拒否することもあります。

この問題を解決するためには、柔らかい食べ物やウェットフードに切り替えることですが、根本的には獣医師による歯科治療が必要です。

ただし、歯科治療は麻酔を使うので高齢の犬には家庭で行う口内ケアがおすすめです。

基本の口内ケア

使用量の目安を参考に、1日2~3回ご使用ください。

STEP
歯ブラシで全体を磨く

シートでは歯間などに届かないため、柔らかい歯ブラシを使いましょう。ゴシゴシと力を入れず、マッサージをするように優しく磨きます。

STEP
お水又は消えミストに浸したコットンで口内のネバツキを拭う

ネバツキが残っているとバリアの役割をし、歯根部に除菌ツールが届きにくくなります。
(お水より消えミストの方がより効果的)

STEP
除菌ツールを塗る

濃厚クマ笹エキス、またはマウスリセットを皿等に適量出し、歯ブラシで歯と歯茎の境目に塗ります。

口臭やネバツキなどのトラブルがある時は、贅沢に多めに使いましょう。全体に塗り終わったら、10分以上放置します。

放置中に歯ブラシで歯茎をマッサージするとより効果的です

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消化器官の機能低下

犬も高齢になると消化器官の働きが鈍くなり、食べ物の消化が低下します。これには、胃や腸の筋肉の衰え、消化酵素の分泌量の減少、腸内細菌のバランスの変化などが関与しています。

消化不良を起こしやすくなり、食後に胃もたれや不快感を感じることが増えるため、食欲が自然と低下します。特に高脂肪の食事や繊維質の多い食事が消化しにくくなり、犬がそれらの食事を嫌がるようになります。

消化の良いフードや、消化器サポート用の特別な食事に切り替えることで、負担を軽減させることができます。

慢性的な腎臓病、肝臓病

腎臓病は体内の老廃物が正常に排出されず、血液中に蓄積することで全身の倦怠感や吐き気を引き起こし、食欲が低下します。

肝臓病は肝臓が正常に機能せず、栄養素の代謝や解毒がうまく行えなくなります。これにより、食事から得られるエネルギーが不足し、食事に対する意欲が減少します。

嗅覚や味覚の低下

犬の場合、加齢により嗅覚や味覚が鈍くなることが多くなります。食べ物の香りや味を感じなくなり、食事に対して興味が薄れてきます。特に、ドライフードや味の薄い食べ物は、嗅覚や味覚が低下した犬にとっては味気ないものに感じられます。

このような時は、食事を少し温めることで香りを引き立てたり、犬が好む食材をトッピングするなどの工夫があります。

精神的ストレスや認知症

犬は年齢とともに精神的に不安定になりやすく、引っ越しや家庭など生活環境の変化が大きなストレスとなり、食事に対する興味を失わせることがあります。

また、認知症の進行も食欲不振の原因となります。認知症が進行すると食事の時間を理解できなくなったり、食べ物の存在を忘れてしまうことがあります。このような場合、穏やかで安定した環境を整え、毎日のルーティンを保つことが大切です。

獣医師と相談し、認知症に対する薬物療法を検討することも必要になります。

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